2019.03.22 Friday
覚悟
まさかという日は
本当に、まさか、
という日にやってくる。
思い出してみれば
体の力が抜けて怖さも悲しさも
ぞわぞわと足の先から全身につたってくるような
何とも言えない胸騒ぎで
涙が止まらない。
消えないでよ、と。
消えてなくならないでよ、と。
叫びたくても声が出ない。
この子はいつでも
どこかへふわっと消えてしまうような
そんな怖さがあって
生きているのに、あっちとこっちとを
行き来しているような存在で
ふと寝姿を見ているだけなのに
つぎの瞬間に呼吸を確認してしまう自分がいる。
あなたが生きていてよかった。
あなたが今生きていてよかった。
あなたの目が私を見つめ
そのあったかい体をもう一度私に
抱かしてくれた。
ありがとう。