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泣かす
真夜中に飛び起きて
我が子を抱きかかえる
薄目をあけて
弱弱しく私の顔を見る。
私の胸のそばに頭をひっつけ
心音を聞いているかのような表情をし
ゆっくりと目をつぶる。
赤ちゃんの頃にしていたように。

腕の中で丸くなった子を
抱き眠った夜が何度あっただろうか。
いつのまにか大きくなって
私の腕の中からはみ出てしまった。
主人の腕からもはみ出てしまった。

それでも
抱きしめて、さすってやる。
それでも、
だいじょうぶだよ だいじょうぶだよ、と
頭をなでてやる。

ツバメの巣作りを眺めて主人が言っていた。
今年はいつもとは違うことが起こるかもしれないな、と。
夫婦でその頃を思い出して天気の話をする。
夏が来ても今年の大気は荒れ続け
もう秋へと季節が変わろうとしている。
毎夜毎夜咳は出続ける。

どんなにはみ出てしまっても
腕の中に引っ張り入れて
だいじょうぶだよ、と声をかけるから。
冷えた腕をさすり続けるから。
出来ることは、もう
やるしかないのだ。






朝食後に残されたメッセージ。
食欲がない時。
それでも ご飯美味しかったよと言ってくれる次男、
母を泣かす。
| 森脇智美日記 | 14:40 |