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泣かす
真夜中に飛び起きて
我が子を抱きかかえる
薄目をあけて
弱弱しく私の顔を見る。
私の胸のそばに頭をひっつけ
心音を聞いているかのような表情をし
ゆっくりと目をつぶる。
赤ちゃんの頃にしていたように。

腕の中で丸くなった子を
抱き眠った夜が何度あっただろうか。
いつのまにか大きくなって
私の腕の中からはみ出てしまった。
主人の腕からもはみ出てしまった。

それでも
抱きしめて、さすってやる。
それでも、
だいじょうぶだよ だいじょうぶだよ、と
頭をなでてやる。

ツバメの巣作りを眺めて主人が言っていた。
今年はいつもとは違うことが起こるかもしれないな、と。
夫婦でその頃を思い出して天気の話をする。
夏が来ても今年の大気は荒れ続け
もう秋へと季節が変わろうとしている。
毎夜毎夜咳は出続ける。

どんなにはみ出てしまっても
腕の中に引っ張り入れて
だいじょうぶだよ、と声をかけるから。
冷えた腕をさすり続けるから。
出来ることは、もう
やるしかないのだ。






朝食後に残されたメッセージ。
食欲がない時。
それでも ご飯美味しかったよと言ってくれる次男、
母を泣かす。
| 森脇智美日記 | 14:40 |
おとな
ままが うまれた日って
いつなん?
ままが うまれたときも
とっとが だっこしてくれた?
ままが うまれたときも
手を ぐーってしとった?
ままのおたんじょうびがきたってことは
もう、ままは しょうがくせいになったって
こと?
もう、おとな?
おとなは、ずっと おとな?
ひろがりがあるよね。
うん。ちきゅう なんよ。
ひろがっていくの。
じんせい だよね。
おとな だよね。
おおきくなったら、やさいをきってね
さらだをつくるんよ。
それでね、おめでとーって
とっとにあげる。とっとにたべて あげる。
そしたらね、もっともっとおおきくなって
とっとは もっとおおきい おとなになる。
ままは、つぎは なにになるん?




まま おめでとう
うれしいよ
(娘より)






(次男より)
| 森脇智美日記 | 14:37 |

家でお昼寝する娘と次男の寝顔を見ていると
来年は、娘も保育園で次男も小学生だから
この部屋でお昼寝する子どもが居なくなるなと、
感じることがある。
赤ちゃんの頃から使っている小さな布団を敷いて
寝かしつけるなんてことも無くなって
今までの当たり前の動作や時間が
当たり前ではなくとても貴重だったんだと
感じる日が近づいている。

寝ぼけながら私のもとに駆け寄り
あったかい、あったかい体で
私をぎゅっと抱きしめる瞬間。
私の腕の中で眠っていた小さな
熱い熱い命の塊。

ままぁーと求められる時期は
おいでーと抱きしめてやる時期。
いつまでも続かない
ほんの数年。

日々のうんざりするような出来事も
振り返ってみればいつだって懐かしくて
愛おしくて、大切なものになる。
一日の最後に子どもの寝顔を見て安心するように。
子育ては、いつも、振り返って見て
いろいろ感じるように出来ているのかもしれない。




| 森脇智美日記 | 15:27 |
なつかしの

夏休み最後の日。
終わりがあれば、次の始まりがある。
嬉しいような悲しいような
がっくりくるような何とも言えない表情で
ランドセルの支度をする長男。

生きていると辛いことだらけかもしれない。
それでもすべてが辛いわけじゃない。
始まりがあば、次は終わりが来る。
終わりが来れば、次の始まりがある。
気持ちが浮いたり沈んだりしながら
進んで行くのは
子どもも大人も一緒。
大人が平気な振りしちゃいけない。
大人だって泣きたくなる。
隠して、隠れて、誤魔化して泣いている。

だから一緒なんだ。
赤ん坊も子どもも若者も大人も先生も
お年寄りも、どこかの誰かだって。
きっと泣いている。

明日からの始まりで
浮いたり沈んだりしながら
笑ったり腹が立ったりしながら
泣いたりわくわくを感じながら
色々あっていいのだと、そうやって
私自身も学生生活を過ごしていた。



懐かしい写真。
桃色パンツの次男がこの日から
三年たって、来年は小学生です。
体のことも食べ物のことも心配事だらけですが
一緒に兄弟で歩いていける日を大切にしたいです。
親になると、もう
しみじみ感じることばかり。





| 森脇智美日記 | 23:04 |
かつて
夏休みの宿題で
貯金箱を作ろうと話していたけれど
なかなか本人もやる気が起きず
私もアイデアもやる気も出ず
誰の気持ちも動き出さない工作なんて
面白くない。
だから もうきっぱり忘れて
みんなで紙粘土遊びをすることにした。

紙粘土を丸めたり、マグネットにしたり
人を作ったり、ペン立てにしたり
コップを作ったり。
お団子を作ったり。
目的もゴールもないけれど
水分を含んだ紙粘土を触っていたら
楽しくなってみんなでアレコレ作ってみた。
ぼやぼやしてたら粘土が固くなっちゃうし
部屋中白い粉や粒が散らばってしまったが
何とか午前中で制作終了。

昼寝から次男と娘が起きてきたので
夕方までの数時間で色付けをする。
こういうとき子ども達三人は喧嘩しない。
自分の目の前に集中できるからかもしれない。

何やらわかるようなわからないものが完成した。
部品がとれたり、粉々になったものもあるが
それもやってみないとわからない。
分からないから面白い。

夕方主人が帰宅して
もう少し乾燥させた方が良かったかも、とアドバイス。
勢いで進めてしまったらしい。
粘土の感触も筆で色を塗る感触も丸めたり
手に平につく感じも、無い色を作ることも
どれもこれも、子どもだけでなく
かつて子どもだった私も、
楽しかった。

「何か」を作ろうとするのではなく
わくわくする気持ち、どきどきする気持ちが
出来るだけ持続すれば、子どもはどんどん
集中して入り込む。
今は口うるさくなった私も、かつては
そうだった。
忘れちゃいけない。


| 森脇智美日記 | 22:43 |
うん。そう。

お盆が過ぎるとあとはバタバタと
夏休みが終わっていくな
という気持ち。
家族で過ごせる時間が年々減っていく中で
長期休みは貴重だなあと思う。
喧嘩もしたし叱られたし
大騒ぎして、笑って、走って。
あと少し大切に過ごそうと思う。

カレンダーを見ながら暮らす大人と違って
子ども達はおはようと言えば
そこから、いつでも新しい世界が広がっている。
毎日全力で毎日本気で、毎日めいいっぱい遊ぶ。
時間がたりないくらい。
やりたいことが積み上がり
時間がないと言いながら、わめきながら
生きている。

今年は次男が年長でお泊り保育がもうすぐ。
体調のことが心配で、無茶出来ない。
あと少しなんて言わないで、
まだある日々を一緒に楽しみたいなと
そう思います。

今日の気持ちの良い天気と
涼しい風が私の苛立ちを連れ去っていく。
だからこうして落ち着いていられるのです。
うん。そうだ。




| 森脇智美日記 | 15:47 |
風が吹いて

少し涼しくなって
娘と長男と一緒に製陶所まで歩いてみた。
長男が赤ちゃんだった頃は
抱っこひもにいれてよく散歩していたなと
思い出しながら歩いていたが
もう歩いても走っても追いつけないくらい
歩きも走りも早くなって
私の足はもつれそうだった。

まま 待ってーとよちよち歩いていた頃が懐かしい。
一緒にこの道を何度歩いたことか。
手をひいて話しながら歩いた道。
私の代わりに娘が乗るベビーカーを押してくれていた。
力もついて足も速くなって
私はどんどん どんくさくなる。

製陶所について
みんなで水遊びをした。
少し涼しくなると動きやすい。




| 森脇智美日記 | 15:38 |
鬼のように

子どもといると
恰好つけている場合ではない
澄ましている場合ではない

いつでも どんな時でも
本気にならないといけない

大人のごまかしも
大人のウソも
大人の都合も
見抜かれている

たとえ鬼のような形相になっていたとしても
もう もう
がむしゃらにぶつかり合うしかない。

子どもはいつだって
本気だから。
子どもはいつだって
真っすぐだから。

その本気を捨てさせるのも
その真っすぐを止めるのも
大人なのだ。

大人になった自分に何が出来るか
分からない。
分からないまま、とにかく
頑張るしかない。
まっすぐ見つめるしかない。


| 森脇智美日記 | 15:08 |
日課
次男の絵日記、17冊目がもうすぐ終わりそう。
長男が小学一年生になって宿題で出た「絵日記」を見て
いいなーと言ったのがきっかけで
保育園年少4歳の夏から、始めた。
あれからずっと続けている。
体調が悪い時など書けない日もあるが
ずっと書き続けている。
夕食後に書くということで日課のようになっていて
自分で楽しんで続けている。


「宿題」というものからスタートしたり
「暗記」、「テスト」からスタートすると
嫌なイメージしかないけれど
「楽しい」の感情で始めたことは、その気持ちが
続くのだなと思う。
自分の楽しみで自分の為にしていると
続けようと思わなくても
自然に日にちが積み重なっていく。


眠った後にその日記にコメントを書いて
シールを貼るのが私の仕事。
みんなで見返したりして笑ったり
思い出したりして
家族の宝物になっている。









兄が学校で出た宿題「自主学習」の真似をして
図鑑を見て同じように書いていた。

長男の撮影(弟の日記帳を撮影しました)
| 森脇智美日記 | 15:09 |
土の中

みんな
製陶所の土の中で
眠っています。
一緒にいてくれて
ありがとう。
毎回のことながら
長男涙。




| 森脇智美日記 | 15:38 |
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