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歩いてみる
広島の実家周辺を散歩する。
独身時代一人で歩いている時とは視線が変わり
公園を見つけると嬉しくなる。
ほとんど街へは行かなくなった。
街の中は子ども三人連れていって楽しめる場所ではない。
親も疲れ、子も疲れる。
街のスピードと子どものスピードが合わない。
だから実家へ行っても、最近は近所の散歩ばかりしている。
川沿いを歩いたり、ビル工事中のそばを歩いたり。
通っていた幼稚園を見たり、小学校まで歩いたり。

広島の空は雲がずっと高くにあるように感じる。
これから日差しが強くなるんだろうな。


| 森脇智美日記 | 15:58 |
最近の気づき

カブトムシの幼虫が大きくなって
時々、幼虫が住むケースをあけると、
土がもこもこした状態になっている。
幼虫が這いまわっているのだろう。

先日、またクワガタのオスを一匹見つけ、
新しいケースに入れた。
ケースに入れると素早く動き出し木の下の方に潜っていった。
図鑑で調べたら、ヒラタクワガタのようだ。
私から見たら、どれも同じように見えるが
もちろん、どれも同じではない。

私は虫が嫌いなので、虫の世話は息子たちの仕事になっている。
いつのまにか虫が好きになって
いつのまにか虫を触れるようになっていた。

私は虫が嫌いだが家で飼っていると、それなり愛が生まれるのか
やはり死んでしまった時は悲しい。
どんな生き物も永遠には生きることができない。
虫も人も猫も鳥も。
子らを通して私は初めて経験することだらけだと
ここ最近気づくことが多い。




| 森脇智美日記 | 15:18 |
丸まった
暑くなってきたり、雨になったり
肌寒くて、蒸し暑くて、まぶしくて
風が強くて、汗をかいたり、
季節の変わり目、大気の状態が不安定になると
次男の体もそれに反応して不安定になる。
それで、このところ家にいます。

絵を描いて美術館を開いたり、妹とお店屋さんごっこをしたり
消防署を作ったり、お父さんの為にメモ帳を作ったり
一緒に味噌汁を作ったり、コマ回しをしたり、
笑ったり泣いたり叫んだりして日々を過ごす。
今日は外に出て小雨が降る中、少しだけ自転車に乗ってみた。
みんなでお茶会をした。
ずっと室内にいるから、外に出られるのが嬉しいのだ。
家に帰ろうと言ったら、泣いた。

元気が一番だ。
赤ちゃんの頃から苦しむ姿、頑張っている姿をよく見ているので
次男の事を思うと時々胸がキューっと締め付けられる。
なんだか切なくなる時がある。
それでもいつでも一生懸命に兄についていこうとする
必死に進もうとする気持ちの強さに
私は涙が出そうになる時がある。

5歳の重たくなった体を抱きかかえて
頭を撫でてやる。
私の胸に顔をうずめて丸まった。



| 森脇智美日記 | 15:10 |
互いに
子どもが生まれて親になる。
子どもがいるから親にしてもらった。
親がいるから子どもは生きられる。
弟がいるから兄になる。
兄がいるから弟で居られる。
親子も夫婦も兄弟も家族も
互いに結びついているから生まれる形。


| 森脇智美日記 | 10:40 |
口癖が

ママこれ見て
ママ将棋やろう
ママすごろくやろう
ママ一緒に塗り絵しよう
ママきて
ママ行こう
ママ、ママ、ママ。


待ってね、
ちょっと待ってね、
待ってーー
あと少し待ってね。

子らに呼びかけられた私の口癖が
いつの間にか、待ってね、になってしまった。
一日に何度待ってねと言うのか。
食事の準備も片付けも洗濯物を干して取り込んで
畳んで仕舞って、掃除して、アイロンして
翌日の園や学校の準備や。
三人目が生まれてから本当に時間がない。

一人目の出産の時に、自分の時間がなくなったと感じたが
今ではそう思う瞬間もなくなり
自分が、というより、子らの様子と主人のこと
そういうところをいつも考えている自分がいる。

みんなが元気でみんなが笑っていて
みんなと一緒に食事をして、みんなでおやすみと言い合って
寝ることができる、ということが何よりも私は嬉しい。
七夕の短冊に、「家族みんなが元気で仲良く過ごせますように」なんて
ありきたりな文章を書きたくなる気持ちがよくわかる。
本当に母として願うことは、それなのだと思う。
当たり前のようなことが当たり前ではないから。

私は器用ではないから今出来ることを精一杯するしかない。
いまの瞬間が二度とないんだと思いながら
子らと過ごしています。




| 森脇智美日記 | 15:11 |
始まる

東京へ行っていた森脇靖が島根に戻り
製作を始めました。
今日から次男が保育園へ通い
小学校の始業式もあと数日。

家族で過ごした春休みがもうすぐ終わり
新しい一年が始まろうとしています。
立ち止まる時間も振り返る時間もなく
一分一時間が瞬間で消えていくような忙しさの中で、
それでも家族で共に過ごせる時間を大切にしたいと思う。




| 森脇智美日記 | 15:22 |
頭をひっつけて
同じ本を何回も読んで
砂遊びをして服を汚し、積み木で遊んで
ひたすらハサミで紙を小さく小さく切って
パンチで穴をあけ、小さなつぶつぶを床にまき散らし
パンツを交換し、濡れた服を洗濯し
抱っこ、おんぶを繰り返し、
真夜中に起こされ、体調を崩せば何日も抱きかかえ
いつまで続くのだろうか、と思っていたことが
続かないということに気づく。
そしてそれらの日々が本当にあっという間に終わってしまう。

ママ抱っこしてと泣きながら両手を広げて
駆けてくる日も、次第になくなる。
ママ大好きと膝の上で本を読んでやる日も
頬を摺り寄せ抱きしめあって
一緒に笑ったり走ったり、ブロックや工作に夢中になれる日も
子が生まれて何十年もあるわけじゃない。

三人目の娘が2歳になって
長男がもうすぐ8歳、次男がもうすぐ5歳で
この三人が喧嘩してわいわい騒いで
頭をひっつけて一冊の本を覗き込むようなことが
あと数年したら無くなるのかなと思うと
悲しい。
だからこそ、私にとっていまのこの大騒ぎしている毎日が
大切に思えてくる。
兄弟で一緒に過ごせる時間を出来るだけ多く作ってやりたいと思う。




| 森脇智美日記 | 09:58 |
福音館書店 母の友 掲載されました。 
福音館書店 母の友
2017 3月号 「こどものひろば」

に、次男の言葉が掲載されました。







小さな頃の子どもの言葉は
夢のような世界と今の世界と
いろんな世界を行ったり来たりしていて
そんな純粋で輝いている時を
大切にしたいと思います。
| 森脇智美日記 | 15:16 |
躍って

私の実家は広島で
その母から手紙が届いた。
もう春が近づいていますね、なんていう
心が躍っている様子が目に浮かぶ文面が
そこにあった。

こちらでは春はまだ近づいていません。
ようやく雪が解けて、また次の雪が来ます。
冬は始まったばかり。
広島市内はポカポカ陽気なのかもしれない。
また手紙を書こう。
| 森脇智美日記 | 22:37 |
それでもやっぱり
子どもというのは
いつだって親に愛されているということを知っておきたい。
何度でも確認したいのだと思う。
だから赤ちゃんが抱っこしてほしいと泣き叫んだり
イヤイヤと言ったりする。
大きくなっていうことを聞かないことや
反抗するのもそういうことだろう。

何度同じようなことを言っただろうか
何度同じようなことで叱っただろうか
何度同じように泣いただろうか

それでもやっぱり 
あなたはお父さんとお母さんにとって
家族にとって、大切な命なんだと
大切な宝なんだと、そういうことを親から聞いて
それで子どもは泣いていても怒っていても拗ねていても
それでもやっぱり安心して嬉しいのだ。
親に認められるというのが子どもにとって大切な
自分が生きてもいい、ここにいてもいいんだという証のように思う。
赤ちゃんが知らない場所に行っても、
母親の胸に顔をうずめて心音を聞いているうちに
母親の体温を感じて安心して眠ってしまうように、
家というものは、母がいる場所なのではないかと思う。
家に帰るのではなく、自分が生まれた場所である母という場に帰る。

私は自分の家が自営業だったせいもあり
母は家で仕事をしていた。
それでいつも家には明りがついていて温度があって
学校から家に帰るとお帰りという声が帰ってきた。
夕食のにおいがあった。
家に帰って母親が居なかったということがなかった。
時に父親だって時間関係なく仕事へ行ったり帰宅したりする。
どんなときにも家には温もりがあって、人がいた。
そのせいか幼少期、私は小学校から家に帰ってきたとき
寂しいと感じたことがなかった。
ただそれだけ。
ただそれだけなのかもしれない。
しかし、それだからこそ、
私は、母親になった今、子どもが帰宅する時には家に居て、
お帰りと声をかけたいと思っているのだ。




| 森脇智美日記 | 22:43 |
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